THE NATSUYASUMI BAND
presents

Beatiful Dreamer vol.1 with 空気公団

Beatiful Dreamer vol.1 with 空気公団 artwork

ザ・なつやすみバンド × 空気公団 2016.12.12 mon.   at club asia shibuya open 19:00 start 19:30 ¥3,800 + 1drink

いよいよ間近に迫ったザ・なつやすみバンド(以下TNB)
初企画「Beautiful Dreamer vol.1」!

記念すべき第一回目のゲストはなななんと「空気公団」!

というわけでTNBより、空気公団の
レコーディングにも参加しているMC.sirafuと!

以前から空気公団好きを公言する村野瑞希が
インタビューに行って参りました!

お相手は空気公団の山崎ゆかりさんです!

photo: 廣田達也

雨の音

MC.sirafu(以下MC) 晴れた日はなにしてます?休みの日とか。
みずき(以下み) 気になる、そういうの。
山崎(以下山) 晴れた日ねぇ(少し考える)。。
MC あ、雨の日でもいいです。。。いや、、休みの日かな、やっぱり。
 雨の日はね、雨の音を聴いてる。で、その音がどこまで響くかを聴いてる。
 へ〜!
 私古い家が好きで住んでるんですけど、屋根に当たる音とか凄くて。それでもし屋根がなかったらどこまで自分に雨が当たるか、ってこととか想像したり。
MC 目を閉じて?
 うん。家で寝てて、今雨降ってきたなって思う時に。まぁ、二度寝ってことかな。
MC (笑)

グラデーション

 晴れてたら‥この季節だったら誰かに会いたいな、って思う。
MC 思うことを楽しい?
 そうそう。

 会いに行くのではなく?
 誰かに会いたいな、と思って一人でいるのが好きだから。
 さびしくなったりしないですか?
 それがねぇ、ならないんですよ。その「会いたいな」って気持ちが誰に向いてるのかわからないんだよね。懐かしんでるのかもしれない。
MC というと?
 春になると凄い懐かしくて。誰のことかわからないけど「元気かなぁ」って思ったり。

山崎ゆかり 写真

MC それって「漠然とした懐かしい感じ」ですよね?
 うん。
MC それって凄い空気公団ぽい
  そうそう!
MC というかね。僕、空気公団聴くと死にたくなるんですよ。まさにその感じなんです。
 私、空気公団で一番やりたいのはグラデーションなんです。例えばこの時期だと陽が落ちる時、あっちの空とこっちの空で明るさと色が違ったり。そうやって空がグラデーションしてるの見ると「切ない」ってなるのね。それを表現したい。
MC 実は最近僕が書いた新曲の歌詞に「グラデーション」という単語を入れてたので、今「おぉ‥!」って震えてます。。「Beautiful Dreamer」って曲なんですけど。
 グラデーションって薄い所から濃い所まで濃淡で。でね、人の気持ちって、本当に言い表せない部分があったりする。そこを敢えて言葉にするならなんだろうな、っていうのがグラデーションかなって。グラデーションを書きたいなって思って書いてる。

3人 写真

 どうやっていつも曲を書いてるのか気になってて。。。
 歌詞って誰かいてるんでしたっけ?
MC だいたい中川か僕。
 (みずきちゃんは)歌詞書かないんですか?
 曲は最近書くんですけど。
 へ〜!
MC 「lapis lazuli」(アルバムPHANTASIA収録)って曲はみずきちゃん参加してますね。

村野瑞希 写真

 曲は、思いついたらiphoneに録音!とかじゃなくて、あの時までに書かなきゃっていうのを逆算して、この日に書こう、って決めて書いてます。
MC その日に書けるんですか?
 その日に書きます。
MC えーすごい!
 じゃないと、日記みたいになっちゃってなんか嫌なんですよね。曲って書こうと思えば書けるじゃない?
MC 書けますね。
 得意のコード進行とか使えば。でもそうじゃないようにするには自分を少し追い込んでいかないと、新しいものは出てこないんじゃないかと思う。そのためには安定した気持ちじゃだめで。自分が変化してないと全然面白くない。

 ほう〜。
 誰かにあったり、何かみたり刺激を受けたり、新しい事を始めたり。そうすると視野が広がるのかなって。
(ここでヘリコプターが通る)
あとはこういう音を聴いて「何を思うか」ってことを考えたり。
 たとえば今なにを思いますか?
 例えば。。あの時もこんな感じだったとか。
MC あ〜。繋がりを。
 そう。繋がりを。
MC 探すんですね。
 自分の中で撮りためてきた写真みたいなものと、この音をすり合わせていくと曲ができそうな気がしてきたりする。

Beautiful Dreamer

MC 夢とか理想ってまだありますか?
 ないかなぁ。元々ない。
MC 元々ないんだ?!子供の時も?
 あ、子供の時は歌番組の司会者になりたかった。単に海外帰りの歌手がおみやげ持ってくるのとかいいなぁ、って思ってただけだけど。
MC (笑)
 あと、子供の時は朝録音してたかな。
MC 朝録音??
 今日、この時間が人生で一回しかないって思うと切なくて切なくて。中学の時、それで朝起きてラジカセを窓の外に出して、その日の朝を録音するんです。2時間くらい。それってほとんど変化ないんだけど。雪が降ってればちょっと違う空気感だったり、晴れてる時は車が通ったり、あの時鳴いてた鳥じゃない鳥が鳴きだしたり。

MC 朝って絶対やってくるじゃないですか?くり返しくり返し。それって覚めない夢みたいで恐いですね。
 なんか「覚めない夢」みたいな歌詞書いてなかった?
MC あ、書いてる。「覚めない夢はないけど」(ファンタジア/アルバムPHANTASIA収録)って。
 私はあの歌詞が凄い引っかかって。そんなことないよね?って。
MC 夢って覚めません?
 だって、ぜんぶが夢じゃない?って思えば。私は夢は覚めないって思う。

MC.sirafu 写真

MC 「夢は覚める」ってことを言いたいってよりは、それを誰かが口にした時に、どういう意味に変わっていってもいいかな、って言葉のチョイスというか。それが切なくて美しいと思う。言葉の切なさ。だから、次に中川が歌う時、僕は「夢って覚めないんだ」って思って聴いてるかもしれないです。
 例えば「切ない」とか「死にたくなる〜」とかなんでもいいんだけど、その感情をそれ以外の言葉で言い表すのってとても難しい。でもそれを言い表さなくても、バンドだから見える世界ってありますよね。演奏の仕方で見えてくるというか。歌詞だけで言えるんだったら別に音楽いらないと思うし。
MC 音が鳴った時の言葉の説得力とか。
 まぁ、人にどう聴かれてどう捉えられようと、全然いいんですけどね。自分の中の答えはあるけど、それを理解してもらおうとは思わない。人が関わるといい意味で広がるし、いい意味でぼやけるし。
MC ライブの時、そういう唄い様(うたいざま)ですよね。
 唄い様(笑)。
MC (笑)いつも奥の方で歌ってるし(笑)。いつもどこ見て歌ってるんだろうって。なんか向こうの世界見てますよね。言葉の投げかけ方が凄い。
 ボーカルが真ん中に立つって誰が決めたんだろうって。空気公団を始めた時、色んなバンドのライブを観に行ったんですよ、研究しに。で、ライブも一回した方がいいって言われて。でAntiknockてとこでやって。
MC Antiknock!(笑)
 行ったら髑髏から血出てるポスター貼ってあった。お客5人くらいで。その日はライブの満足感もあったんだけど、その後制作を始めてからは考えが変わって。自分たちが前に出てっちゃうと、音楽が後ろになっちゃうと思って。音楽を聴かせたいなら自分たちが後ろに隠れてた方が面白いんじゃないかってとこから始まって、今ステージの脇で歌ってる状態ですね。その後のライブはスクリーンの裏でやったし。
MC それウワサで聞きました。。。(笑)

3人 写真

MC 最後に共演に向けて抱負を!
 CD聴かせてもらって凄く面白かったです。アレンジとか。これをどうライブで表現するんだろうって。打ち込みの曲とか。
 あれは多分やらないです(笑)。
 あとボーカルだけ違う空間にいる感じの曲とかもありますね。それをどうライブで表現するのかなって。
MC まぁ見ててください(笑)。あと一緒に演奏とかしたいですね。
 したい!
 いいですねぇ。
MC じゃぁ、帰り道にその相談を!